人との交わりと楽しさ

 自分が子供の頃、近くの公園でタイヤ乗り、鉄棒でロケット飛び、滑り台、ジャングルジム、時には女の子から教わってシロツメクサで冠をつくったりもした。寝転んで青空を見上げ、流れる雲に見とれ、あれはサメだ、猫だ、綿菓子だとおもしろがった。おかげで昼も月が出ているのも自分の目で見て知った。虹も見た。虹の足台を探しに自転車で遠くまで出かけたこともあった(もちろん、途中であきらめた)。バットとボール、グローブを持ってグランドで草野球をした。同級生や先輩、後輩と一緒だった。 夏休みは網をもって蝉取りに夢中だった。学校のプールにも毎日のように通った。おかげでそれなりに泳げるようになったし潜りも3分もできるようになった。(何の役にもたちませんが。)とにかく 、やりたいことをやって、そこに友達と一緒であるのがまた楽しさを増幅させた。言い換えるとそこに友達がいたからこそ楽しかった。もちろんケンカもあったが、それと相殺しても楽しかった。
 しかし大人になるにつれてその楽しさは失われていった。忙しく責任のある年齢となったのだ。学業や部活、さては仕事、結婚、家庭と。
 人生には節目がありライフステージの段階があるのだ。「あの頃は良かった」とあの頃を回想するだけでは「今」がもったいない。「楽しさ」は自分たちで作っていくものだと思う。大人になっても子供の頃のような楽しさとまでは行かなくても、また新しい楽しさはある。
 人との交流自体に悦びが潜んでいる。地域でも人との交流。そこから生まれる信頼と連帯が『地域の元気』の素になっている気がする。